IADI関連レポート

コア・プリンシプル

金融安定化フォーラム(現・金融安定理事会)が、2008年4月に公表した金融危機に関する報告書において、各国当局が預金保険制度に関する国際的な原則に合意するよう提言したことを踏まえ、2008年7月、国際預金保険協会(International Association of Deposit Insurers:IADI。以下IADIと記載)及びバーゼル銀行監督委員会(以下、バーゼル委員会)は、国際的に合意された預金保険制度の基本原則を作成することに合意。「実効的な預金保険制度のためのコアとなる諸原則(以下、コア・プリンシプル)」を作成し、2009年6月に公表しました。

コア・プリンシプル公表の後、IADI、バーゼル委員会を含む関係機関において、コア・プリンシプルを各国の預金保険制度を評価するために使用することとなりました。これを受け、IADI、バーゼル委員会、欧州預金保険フォーラム、欧州委員会、国際通貨基金及び世界銀行の共同作業により、「実効的な預金保険制度のためのコアとなる諸原則(コア・プリンシプル)・準拠状況評価のための方法」が2011年1月に公表されました。

同文書による各国の預金保険制度評価の方法としては、①預金保険機関による自己評価、②IMFや世銀による、例えば金融セクター評価プログラム(Financial Sector Assessment Program: FSAP)等の一部としての預金保険制度の評価、③コンサルティング会社等、民間の第三者による評価、④他の預金保険機関によるピアレビュー等、を想定しています。

評価方法の内容について概略すると、各国における、マクロ経済の安定、健全な銀行制度、金融セーフティネットを構成する機関のガバナンスの健全性等、実効的な預金保険制度のための「前提条件」について記載した後、各原則に基づいて各国預金保険制度を評価する際の評価基準について説明しています。評価基準のセクションでは、それぞれの原則について、各国預金保険制度がコア・プリンシプルに準拠しているかの評価対象とされる「必須基準」と、各国当局等が自国の預金保険制度を自己評価する際、より実効的な預金保険制度とするために改善が必要な分野を確認するための、「付加的基準」を掲げています。

外部により評価を行う際には、各プリンシプルについて、a)準拠(Compliant)、b)概ね準拠(Largely Compliant)、c)実質非準拠(Materially Non-Compliant)、d)非準拠(Non-Compliant)、e)非適用(Not Applicable)、の5段階で行うこととされています。

上記のコア・プリンシプルと準拠状況評価のための方法は統合され、その一部が改訂されました。2014年11月、改訂されたコア・プリンシプルは、金融安定理事会(Financial Stability Board:以下FSB)の金融システムの安定のための主要な国際基準の一覧に追加されました。

 

過去のコア・プリンシプルに関するお知らせは以下の通りです。

国際預金保険協会(IADI)リサーチ・ガイダンス・ペーパー

預金保険に関するさまざまなテーマについて、IADIが作成したリサーチ・ペーパーやガイダンス・ペーパーをご紹介します。原文は、IADIのウェブサイトに掲載されているもので、日本語の題名及び要旨部分の日本語訳は預金保険機構による仮訳です。

ガイダンス・ペーパー

リサーチ・ペーパー

リージョナル(地域委員会作成)・ペーパー

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