平成18年8月29日
預金保険機構
理事長談話
(旧日本長期信用銀行及び旧日本債券信用銀行から買取った株式の当機構への移管完了と処分に係る業務委託先の選定結果について)
1. | 旧日本長期信用銀行(新生銀行)及び旧日本債券信用銀行(あおぞら銀行)に係る特別公的管理終了時に、両行が保有していた株式で、当機構が買い取り、それぞれ新生信託銀行及びあおぞら信託銀行に信託していたものについては、それぞれ契約期間終了に伴って平成17年3月2日以降、順次当機構に移管されてきたところであるが、本日、あおぞら信託銀行の最終移管分(取得簿価ベース、約3,700億円)が当機構に移管され、全ての株式の移管が完了した。 |
2. | 平成18年2月27日公表の理事長談話において、本件株式の処分については当該業務に関して専門性を有する金融機関に委託することとしていたが、今般、企画競争により業務委託先の選定を行なった。 選定に当っては、第一次審査において、十分な信用力を有する信託銀行であり、本件株式のような大規模の株式の運用実績を有するといった応募資格要件をみたすことを審査の上、第二次審査において有資格者から本件株式処分に係る提案を受け、処分方法、体制、報酬額等の提案内容について客観的な基準を設けて公正に採点した結果、三井アセット信託銀行株式会社に決定し、契約を締結した。 |
3. | 今回選定した信託銀行に対しては、「旧日本長期信用銀行及び旧日本債券信用銀行から買取った株式の処分に係る今後の対応について」に記載の通り、当該株式の処分を委託する。 |
記
本件株式の概要
新生信託銀行 |
あおぞら信託銀行 |
|
延長後の信託期限 |
平成18年2月24日 |
平成18年8月28日 |
買取累計額 |
22,693億円 |
6,704億円 |
平成18年7月末現在残高 (既移管分を含む) |
12,140億円 |
5,807億円 |
うち既移管分 |
12,140億円 |
2,058億円 |
今回移管額 |
- |
3,712億円 |
(注) |
1. |
金額はいずれも取得簿価ベース |
2. |
買取累計額と7月末現在残高との間等各時点間の差額は、その間の新生、あおぞら両行による買戻し、発行体の自己株式買取等によるもの。 |
以上
問合わせ先
預金保険機構 金融再生部
電話 03-3212-6158