平成12年2月24日
預金保険機構
理事長談話
(株式会社日本債券信用銀行の株式譲渡に係る覚書の締結について)
預金保険機構は、本日、金融再生委員会において、当機構が金融再生法第39条の規定により全株式を所有している特別公的管理銀行である株式会社日本債券信用銀行(以下「日債銀」という。)の株式の譲渡について、同委員会より、ソフトバンク株式会社(代表取締役 孫 正義)、オリックス株式会社(代表取締役 宮内 義彦)及び東京海上火災保険株式会社(取締役社長 樋口 公啓)からなる共同出資者(以下「ソフトバンク・グループ」という。)を優先交渉先として決定した旨の伝達を受け、当機構、ソフトバンク・グループ3社及び日債銀の5者の間において覚書を締結した。
本日締結した覚書は、平成12年4月30日までの間、日債銀の株式の当機構による譲渡について、ソフトバンク・グループとのみ交渉を行うことを定めたものである。
当機構としては、この覚書に基づいて、金融再生委員会の全面的な指導・監督の下、ソフトバンク・グループと交渉を開始し、基本合意書の可及的速やかな締結に向けて最大限努力する所存である。