三井住友フィナンシャルグループ及び熊本ファミリー銀行優先株式の処分について

平成18年5月12日
預金保険機構

理事長談話

(優先株式の処分について)

1.

今般、三井住友フィナンシャルグループ及び熊本ファミリー銀行から、金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律(早期健全化法)に基づき整理回収機構が保有する優先株式について、以下の処分の申出があった。

(1) 三井住友フィナンシャルグループの申出
  • 優先株式の買受け
(2) 熊本ファミリー銀行の申出
  • 優先株式のまま同行の指定する第三者への売却
2.

両申出について、当機構が平成17年10月に公表した「資本増強のために引受け等を行った優先株式等の処分に係る当面の対応について」に基づき各々検討したところ、

  • 金融機関の経営の健全性
  • 国民負担の回避
  • 金融システムの安定性
の観点から見て特段の問題が認められないことから、早期健全化法で求められている早期処分の原則に基づき、これに応ずることが適当と判断し、本日、整理回収機構の処分の承認申請に対して承認を行ったところである。

三井住友フィナンシャルグループ
○ 対象優先株式の概要

名称 三井住友フィナンシャルグループ
第一種優先株式 第二種優先株式
発行総額 2,010億円 3,000億円
発行株式数 67,000株 100,000株
発行価額 1株につき300万円 1株につき300万円
現保有額 1,050億円 3,000億円
現保有株式数     35,000株     100,000株

○ 処分(買受け)の概要

名称 第一種優先株式 第二種優先株式
処分簿価額 1,050億円 990億円    
処分株式数 35,000株 33,000株
処分価額 1株につき4,056,000円     1株につき4,059,300円    
処分総額 141,960,000,000円 133,956,900,000円
処分予定日 平成18年5月17日

○ 処分後の各優先株式残額

第一種 第二種 第三種 scope="col"計
0億円
(2,010億円)
2,010億円
(3,000億円)
6,950億円
(8,000億円)
8,960億円
(13,010億円)

注:括弧書きは、当初注入額

熊本ファミリー銀行
○ 対象優先株式及び処分(第三者売却)の概要

名称 熊本ファミリー銀行第一回第二種
発行総額 300億円
発行株式数 4千万株
発行価額 1株につき750円
処分株式数 4千万株
処分価額 1株につき788.79円
処分総額 31,551,600,000円
処分予定日 平成18年5月17日
売却先 福岡銀行

問合せ先

預金保険機構 金融再生部
TEL 03-3212-6020

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