関西さわやか銀行劣後債の処分について

平成15年12月25日
預金保険機構

理事長談話

(劣後債に係る処分について)

1.

今般、関西さわやか銀行から、金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律(早期健全化法)に基づき、平成13年3月に同行が発行し、整理回収機構が引受けた下記の劣後債について、整理回収機構を通じて当機構に対して返済(買入消却)の申出が行われた。

2.

今回の申出については、当機構が平成12年11月に公表した「資本増強のために引受け等を行った優先株式等の第三者への売却処分又は公的資金の返済申出に対する当面の対応について」に基づき検討したところ、
(1)銀行経営の健全性
(2)国民負担の回避
(3)金融システムの安定性
の観点からみて特段の問題が認められないことから、早期健全化法で求められている早期処分の原則に基づき、これに応ずることが適当と判断し、本日、整理回収機構の処分承認申請に対して承認を行ったところである。

3.

今回の返済により、同行の公的資金は全額返済されることになるが、当機構としては、同行が引き続き経営の健全化に努められることを期待する。

○ 対象劣後債 : 関西さわやか銀行第一回無担保期限付社債(劣後特約付)
○ 発行日 : 平成13年3月30日
○ 発行総額 : 40億円
○ 発行価額 : 額面100円につき100円
○ 金利条件 : 6ヵ月ユーロ円LIBORに以下の金利を加えた利率
        平成13年3月31日から平成18年3月31日まで1.87%
        平成18年4月1日以降2.37%
○ 処分価額 : 額面100円につき100.302円
○ 処分総額 : 40億1,208万円
○ 処分予定日 : 平成16年1月8日

問合せ先

預金保険機構 金融再生部
TEL 03-3212-6020

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