海外事情[米国FDIC:基金の概況]

2016年6月6日

米国FDIC:預金保険基金の概況(2016年第1四半期末)

6月1日、米国連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance Corporation、以下「FDIC」)は2016年第1四半期の”Quarterly Banking Profile”(以下「QBP」(*1))において、預金保険基金(Deposit Insurance Fund、以下「DIF」)の概況等を公表した(注1)。

2016年第1四半期末のDIF残高は前四半期末比約25億ドル増加し、751億ドル。(積立比率(*2)も1.13%と改善基調を維持)。(推移は下図参照)
  • DIF残高は2009年第4四半期末▲209億ドル(積立比率は▲0.39%)をボトムとして、25四半期連続で改善。
第1四半期中に1件の金融機関が破綻。
  • 問題先リスト(Problem List)の金融機関 (Problem Institutions)(*3)の数は、前四半期末比18減少して165。2011年第1四半期のピーク888の2割未満となった。
   (*1)  FDICは四半期ごとに対象金融機関の業況及びDIFの状況等についてQBPを公表している。
   (*2)  推定付保預金に対するDIFの比率。
   (*3)
  • FDICが個別の対象金融機関に対して行う金融機関のレイティング(5段階評価で、1が最高評価)で、4および5と評価される金融機関 (対象金融機関数は6,122)。
DIF残高と積立比率

(資料)FDIC、QBPに基づき作成

[参考]

  • FDICは、対象金融機関から保険料を徴収してDIFとして積み立てている。金融機関の破綻処理支出はDIFから支払われる。
  • 保険料はアセスメントベース(「連結総資産-有形株主資本」の平均残高)に対してリスクベースの保険料率を乗じて徴収される。
  • FDICは対象金融機関の状況を把握し、将来の破綻処理に備えて引当金を計上している。
(注1) 原資料については、Quarterly Banking Profile (First Quarter 2016) (PDF)(別ウィンドウが開きます。) をご覧ください。

以上

 

【ご注意】本資料は海外機関の公表資料に基づき作成されておりますが、当機構はその内容及び翻訳等の正確性等を保証するものではありません。

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