海外事情[米国FDIC:基金の概況]

2020年9月25日

米国FDIC:預金保険基金の概況(2020年第2四半期末)

米国連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance Corporation、以下「FDIC」)は、付保対象金融機関(以下「付保金融機関」)の業況や預金保険基金の状況等を内容とする四半期報告(Quarterly Banking Profile、以下「QBP」)を公表している。2020年8月25日、FDICは2020年第2四半期のQBPを公表した。

2020年第2四半期末現在、FDICの預金保険基金残高は前四半期末比14億ドル増加して1,147億ドルとなり、2009年第4四半期末の▲209億ドルをボトムとして42四半期連続の増加となった。
本年第1四半期に続き第2四半期にも、推定付保預金残高の増加率が、預金保険基金残高の増加率を上回った。その結果、推定付保預金残高に対する預金保険基金残高の比率である積立比率は、2019年第4四半期の1.41%から今年第1四半期には1.39%に低下したのに続き、第2四半期にも1.30%まで低下した。(推移は下図参照)
第2四半期中、付保金融機関の破綻が1件あった。
FDICは個々の付保金融機関を5段階でレイティングし、4および5と評価した問題先付保金融機関(Problem institutions)の数を公表している。問題先金融機関数は、2019年第4四半期に51まで減少して2006年第4四半期以降の最小に達した後、今年第1四半期には54に増加したが、第2四半期には52に減少した。

預金保険基金残高と積立比率

(資料)FDIC、QBPに基づき作成

[参考]

  • FDICは、付保金融機関から保険料を徴収して預金保険基金として積立てている。付保金融機関の破綻処理支出は預金保険基金から支払われる。
  • FDICは付保金融機関の状況を把握し、将来の破綻処理に備えて引当金を計上している。
(注) 原資料については、Quarterly Banking Profile (Second Quarter 2020)をご覧ください。

以上

【ご注意】本資料は海外機関の公表資料に基づき作成されておりますが、当機構はその内容及び翻訳等の正確性等を保証するものではありません。

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