2023年3月13日
米国連邦預金保険公社（Federal Deposit Insurance Corporation、以下「FDIC」）は、付保対象金融機関（FDIC-insured institutions、以下「付保金融機関」）の業況や預金保険基金の状況等を内容とする四半期報告（Quarterly Banking Profile、以下「QBP」）を公表している。2023年2月28日、FDICは2022年第4四半期末のQBPを公表した。
| ● | 2022年第4四半期末現在、FDICの預金保険基金残高は前四半期末比28億ドル増加して1,282 億ドルとなった（基金残高のボトムは、2009年第4四半期末の▲209億ドル）。 |
| ● | 推定付保預金残高は前四半期末比1,424億ドル増加して10兆680億ドルとなった。 |
| ● | 積立比率（推定付保預金残高に対する預金保険基金残高の比率）は、前四半期末から1ベーシスポイント上昇して1.27％だった。（推移は下図参照） |
| ● | 2022年第4四半期中、付保金融機関の破綻はなかった。 |
| ● | FDICは付保金融機関を5段階でレイティングし、4および5と評価した問題先金融機関（Problem institutions）の数を公表している。2022年第4四半期の問題先金融機関数は前四半期から3減少して39だった（1984年のQBPのデータ収集開始以来の最小）。 |
（資料）FDIC、QBPに基づき作成
[参考]
| (注) | 原資料については、以下のFDICのページから該当のドキュメントを入手してご覧ください。 |
以上
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