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理事長就任挨拶

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理事長 三井 秀範

この度、預金保険機構理事長を拝命いたしました。預金保険制度をはじめとする金融システムの安定を守るため、全力を尽くしてまいる所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

我が国の預金保険制度は昭和46年(1971年)に創設され、今年で50周年を迎えます。この間、我が国金融経済は、バブル経済の崩壊に伴う金融危機を経験し、この危機に対応するために、特別公的管理制度や公的資本増強など一連の金融危機対応の仕組みが創設され実行されました。その後も、世界的な金融危機を契機に金融機関等の秩序ある処理の制度が導入されるなど、金融システムの安定を確保するための制度及び実務は、絶え間なく発展しています。

 

近年では、デジタル・トランスフォーメーションの進展や地域金融の状況など、金融を取り巻く社会経済構造の急速な変化に対応し、金融システムの在り方自体が大きく変容しつつあります。現在の我が国金融システムは総じて安定していますが、何時いかなる時に危機が発生しても、適時・的確に対応できるよう平時から準備をしておくことが肝要です。関係者の皆様と密接に連携しつつ現行の制度運用を常にレビューし、フォワードルッキングに制度運営を柔軟に見直しつつ、様々なシミュレーションや訓練を行っていくことが必要であると考えております。

 

また、当機構は、これらの金融システム安定確保のための諸制度の執行に加え、振り込め詐欺等被害者の救済支援や休眠預金等の管理、反社情報の照会業務など、公的機関として、“預金保険”という名称から想像される業務よりも格段に広い役割を付与されています。これらの各般の業務を確実に遂行することは、家計や企業が安心して預金や決済取引を行うために極めて重要です。

 

これらの機構に付与された広範な機能を十全に発揮するよう全力を尽くしてまいる所存ですので、何卒ご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。

令和3年3月
三井 秀範

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