認可法人である預金保険機構には、預金保険法による各種情報開示義務(40条3項)がございますが、法律等で義務付けられた事項はミニマムと位置付け、より前広なディスクロージャー(財務内容等の公開)に積極的に取組みたいと考えています。
民間部門(株式会社等)では、主として投資者や株主及び債権者などの利害関係者に対してディスクロージャーが法令等で義務付けられています。これに対し、当機構のディスクロージャーは、認可法人としての業務の公共的・公益的な性格からして、当機構の活動実態等について国民(預金者)の理解を深め、国民の信頼を一層確保していく上で重要な役割を有するものと考えています。
この「機構財務リポート」は、インターネットを活用した任意情報開示の拡充に向けた取組みの一環です。「誰に何を見せるのか」という観点から申し上げれば、一般的な多忙人が短時間で事業活動の実態等を理解できるよう、活動の基礎となっている会計・財務情報に加え、関連する各種統計・資料等を分かり易くコンパクトに配列するなどして、読者の利便性向上に貢献することを狙ったものです。
このリポートが、当機構の財務状況等について関心をお持ちの皆様のご理解を深め、お役に立てれば幸いです。
預金保険機構財務部