(Q3-3) 決済債務として全額保護される「為替取引に関し金融機関が負担する債務」に係る資金とはどのようなものか。

(A3-3)
    顧客からの依頼に基づいて隔地者間で直接現金を輸送せずに資金を移動する取引を行うため、金融機関が当該顧客(またはその取引金融機関)から受け入れ、未だ受け取るべき者(またはその取引金融機関)に支払っていない資金、または当該取引に関する費用等の支払資金のことである。
      (該当する例)
  ・    振込、送金、口座振替等の依頼に基づいて顧客から受け入れた資金

(注1)有価証券の売買、預金の受け入れ、資金の貸付け等の業務に伴い、顧客から受け入れた、または顧客に支払うための資金その他金融機関内部の事務処理に係る資金を含まない。

(注2)売渡外国為替、未払外国為替等は、邦貨建てのものに限る。

  ・    国、地方公共団体等の金銭の収納、代理貸付、有価証券の売買の媒介、株式払込金の保管、複数の金融機関間での決済資金中継事務等の業務に関して受け入れた資金

  ・    現金自動支払機等の相互利用等による現金入出金業務、デビットカードサービス業務等に係る金融機関等の間の提携により生ずる債務の履行のための支払資金


    (参考)    銀行法第2条第2項

    この法律において「銀行業」とは、次に掲げる行為のいずれかを行う営業をいう。

一    預金又は定期積金の受入れと資金の貸付け又は手形の割引とを併せ行うこと。

二    為替取引を行うこと。

    (参考)     為替取引に関する事例の判例

    平成12年  (あ)  第873号        同13年3月12日最高裁第3小法廷決定

○決定要旨

銀行法第2条第2項第2号にいう「為替取引を行うこと」とは、顧客から、隔地者間で直接現金を輸送せずに資金を移動する仕組みを利用して資金を移動することを内容とする依頼を受けて、これを引き受けること、又はこれを引き受けて遂行することをいう。

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